医工情報発信

第13回 医工ものづくりサロン(2015/9/3)

日本医工ものづくりコモンズでは、医療機器開発を支援する目的で、「ものづくりサロン」というプログラムを展開しています。これは臨床ニーズを発表する医師と、開発を希望する企業との間で、双方向の自由な開発論議が出来る、いわゆる「開発のケーススタディーから学ぶ場」を提供しています。
今回は、公益財団法人がん研究会がん研有明病院の山口院長にご支援頂き、消化器外科(食道、胃、大腸、肝胆膵の4診療グループ)、呼吸器外科、泌尿器科、婦人科の計7名の医師から「臨床現場からのニーズ発表」を予定しています。なお、今回は胃外科部長の比企先生を中心に開催されているがん研有明病院「鏡視下手術勉強会」と「ものづくりサロン」とが提携した形で開催いたします。
過去、数回重ねてきましたこのサロンは、医師と企業の間で、開発について自由な双方向の議論が出来るという事で、他で見られないユニークな企画という事で、お蔭様で好評を得ております、今回は、臨床の最前線で手術を行っているがん研有明病院の外科医が大勢参加するという、嘗てない規模のサロンとなります、奮ってのご参加を頂きます様に、お願いいたします。

※9月3日「第13回 医工ものづくりサロン」のお申込みは締め切りました。
多数のお申込みありがとうございました。


 日 時:2015年9月3日(木)17:00~20:45
 会 場:がん研究会 がん研有明病院 吉田講堂
     (東京都江東区有明3-8-31)→地図はこちら
     吉田講堂付近の俯瞰図は、申し込みをされた方に後日ご連絡します。
  参 加 費:コモンズ非会員(一般の方):5000円
     コモンズ正会員:4000円
     コモンズ賛助会員:無料


※ご注意:秘密保持契約 当日、参加者は、秘密保持契約を締結する必要はありません。このサロンで発表されるニーズについては、参加した企業が「開発を意図して、或いは、意図しなくても外部に口外される場合には、ニーズを発表した医師の事前の了承を、必ず取る事が必須条件となります。

◆プログラム
16:30 受付開始
17:00 開会挨拶 総合司会 日本医工ものづくりコモンズ・理事 堀口彰
17:05 サロン進行の説明  日本医工ものづくりコモンズ・理事 堀口彰
17:20 医療機器開発への意気込み がん研有明病院 病院長 山口俊晴先生
17:30 4診療グループの臨床ニーズ発表(1人10分、Q&A5分)

➀食道外科・・手術の特徴として、食道は体の最深部にあり腹腔内、胸腔内、縦郭、頸部と広範囲な手術操作が必要です。これを背景に提案します。
➁胃外科・・・手術の特徴として、胃の手術は膵臓周囲の細かい操作が必要です、切除後には食事の通り道を再建する必要があります。内蔵脂肪が多い患者では操作が難しい事があります、これを背景に当日提案します。
➂大腸外科・・手術の特徴として、直腸癌の手術では骨盤内の深い視野で切除・再建の操作を行う必要があります。これを背景にして当日提案します。
➃肝胆膵外科・手術の特徴として、柔らかく出血しやすい実質臓器を扱い、細かい血管を処理する必要があります。これを元にして当日提案をします。

18:30 休憩
18:40 3診療グループの臨床ニーズ発表(1人10分、Q&A5分)

➀呼吸器外科・手術の特徴として、胸腔鏡を用いてスポンジの様に柔らかい肺の切除を行います。心臓に近い血管を操作するので出血のリスクと隣合わせです。これを背景に当日提案します。
➁泌尿器科・・手術の特徴として、膀胱や前立腺などの骨盤内臓器を取り扱います。腹腔鏡だけでなくロボット手術も導入しています。これを背景に当日提案します。
➂婦人科・・・手術の特徴として、子宮や卵巣など骨盤内にある臓器を扱います。縫合や結紮手技が多いのが特徴です。これを背景に当日提案します。

19:30 総合Q&A
20:15 サロン閉会、ロビーにて名刺交換
20:45 終了

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9月3日「第13回 医工ものづくりサロン」のお申込みは締め切りました。
多数のお申込みありがとうございました。
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更新日:2015/07/18