お知らせ

印西市立「印旛医科器械歴史資料館」のご紹介

先日の「メディカルショー&ビジネスエキスポ2025」でも展示のありました
印西市立「印旛医科器械歴史資料館」のご紹介です。
歴代の医療機器の展示があり、その進化をご覧いただけます。
どうぞお立ち寄りください。

当資料館が開設されるきっかけになったのが昭和50年(1975年)、
故・青木利三郎氏(当時、泉工医科工業株式会社社長)が大会長を務めた
第50回日本医科器械学会(現・日本医療機器学会)大会です。
青木氏は「医科器械の歴史展」を企画し、自ら日本全国を巡って
歴史的価値のある医療機器を収集、また旧家に伝わる江戸時代の医療機器の
レプリカを製作するなどして、歴史的価値のある医療機器の数々を
一般公開するため青木記念医科器械史料館を開設し、
その後、千葉県印旛郡印旛村(現・印西市)からの誘致を受け、
平成19年(2007年)現在の地に開館。
以降、市町村合併により印西市立印旛医科器械歴史資料館として
現在に至っています。

当資料館には、世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術を行った
華岡青洲の外科器具をはじめ、大正時代に作られた国産初の顕微鏡や膀胱鏡、
昭和初期に使用された陸軍野戦用の移動式消毒器、手術台、そして戦後に開発
された国産の麻酔器、人工腎臓、人工心肺装置など、医療機器の歴史を物語る
貴重な製品が多く収蔵されています。
その数は1,000点を越え、医療機器の専門博物館として
世界でも有数の規模を誇っています。

当資料館の収蔵品は外科をはじめ、歯科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、
皮膚科、産婦人科、放射線科など診療科領域が多岐に亘っています。
治療機器、診断機器の他にも消毒器や無影灯など大型の施設機器も
展示されています。また、現在ではほとんど見ることのできない
希少価値の高い医療機器も見ることができます。

・公式HPはこちら

[Information]
◆入館料  無料
◆開館日  月曜、水曜、金曜日(祝祭日・12/28~1/4は休館)
      *毎月第一月曜日に説明員が駐在しております。
◆開館時間 10:00~16:00
◆所在地  〒270-1608 千葉県印西市舞姫1-1-1
      京成成田スカイアクセス線「印旛日本医大駅」から徒歩3分
      accessマップはこちら

[お問い合わせ先]
      一般財団法人日本医科器械資料保存協会
      〒113-0033
      東京都文京区本郷3-39-15(一般社団法人日本医療機器学会内)
      TEL:03-3813-1062

更新日:2025/07/11