医工ものづくりサロン

第9回 医工ものづくりサロン(2014/12/19)

日本ものづくりコモンズでは「医工ものづくりサロン」というプログラムを展開しています。これは、臨床ニーズを発表する医師と、それを開発する企業との間で、自由で双方向の活発な開発議論が出来る「ケーススタディーから学ぶ場」を提供しております。

最近、各地で医工産連携を元に医療機器の開発を促進する会が開催されていますが、それでも、医療機器開発はそう容易には進めることが出来ません。その背景ですが、技術、薬事や保険問題という事よりは、臨床のニーズからヒントを得て、売れる製品づくりに至る「開発戦略が旨く描けていない」というのが最も大きな課題です。
この背景を受けて、日本医工ものづくりコモンズでは、「医工ものづくりサロン」と称して、今までに無い新しい形式の「ケーススタディーから学ぶ場」を提供して、この「開発戦略を旨く描くためのヒント」になる事を目指しています。

そのために、医師から臨床現場から出た開発ニーズを発表していただき、その個々のニーズを、参加する企業との間で開発を進める気持ちになって、自由で双方向の活発な議論を行うことで、医師も企業も「開発戦略を旨く描くヒントやきっかけ」となることを期待しております。
今年最後の医工ものづくりサロンを、下記の概要で開催を予定しておりますので、奮ってのご参加をお願いいたします。

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進行      東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科 教授 中村正人 先生
総合司会   日本医工ものづくりコモンズ 理事 ・ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 柏野 聡彦

■ 日時: 2014年12月19日(金) 16:00~19:30

■ 会場: 高度技術社会推進協会(TEPIA)地下会議室C
(東京都港区北青山2-8-44)→地図はこちら

■ 主催: 一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ

■ 募集数: 先着30社・30名 (以下のテーマの開発にご興味がある企業の方)

■ テーマ:
1.冠動脈・末梢動脈・静脈疾患に於ける血栓防止のデバイスの工夫
2.ステント留置困難な症例に使うデバイスの工夫
3.分岐部の血管へアプローチをするデバイスの工夫

■ 参加費: 一般の方・ものづくりコモンズ正会員の方 5,000円
ものづくりコモンズ賛助会員の方 4,000円

■ プログラム:
16:00~16:05 開会の挨拶

16:05~16:15 「サロン進行の説明」日本医工ものづくりコモンズ 理事
小林製薬株式会社 社友
日本メディカルネクスト医療機器事業統括本部 特別経営顧問 堀口 彰

16:15~16:45 参加者全員による1分間スピーチ

16:45~     中村先生より臨床からのニーズ発表

17:30~     テーマを元に医師と企業との間で開発議論

テーマ1.冠動脈・末梢動脈・静脈疾患に於ける血栓防止のデバイスの工夫
テーマ2.ステント留置困難な症例に使うデバイスの工夫
テーマ3.分岐部の血管へアプローチをするデバイスの工夫

参加される企業は、開発テーマについて、実際開発を進めるつもりでご意見・ご質問などを、自由に医師と双方向の議論をして頂きます。これにより医師や企業が「ケーススタディーとして学んで頂き」、開発戦略を旨く展開するヒントやきっかけを掴んで頂く事がこのサロンの狙いです。

尚、議論を活発にするために、企業の方は、関連する自社の技術についてのサンプル、カタログ、資料などをご用意頂いても結構です。
*このサロンでは、ニーズとシーズとをマッチングする事が目的ではありません。

{お願い}双方向の対話を効果的にするために、企業からの参加者は自社製品や自社技術を説明するパンフレットなどを、ご持参頂く事をお願いします。

19:30      議論終了、閉会

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参加ご希望の方は、以下のお申し込みフォームに必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してお申し込みください。

→ お申込フォーム

■ ご注意: 秘密保持契約について
当日、秘密保持契約は締結致しませんが、このサロンで発表されるニーズについて、参加した企業が「開発を意図して、或いは、意図しなくても外部に口外される」場合には、発表した医師の事前了承を必ず取る事を参加の必須条件とします。
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更新日:2014/11/13