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KISTEC×東京都医工連携HUB機構セミナー:医学の「常識」に挑んだ医療機器開発 2018/10/29

血液浄化技術は、医療機器の中でも、ポンプや吸引機、ろ過膜など、特に工学系・化学系の技術要素が重要となる分野です。
本セミナーでは、血液浄化技術の基礎および最新知見を踏まえつつ、医師主導による医療機器開発の実例を紹介します。
がん患者には、がん性の腹膜炎に伴い、過剰な水分が腹腔にたまり、肺の圧迫による呼吸機能障害、消化管の圧迫による食欲低下に苦しんでいる方がいます。現在の医療では、「がん性腹水を抜くと患者が弱る」という定説があり、患者は我慢を強いられています。
要町病院 腹水治療センター長 松崎 圭祐先生は、この定説に疑問を持ち、科学的な検証を重ね、腹水ろ過濃縮再静注システム「KM-CART」を開発しました。医療従事者からみた医療機器産業の実情と開発エピソードをお話いただきます。
北里大学医療衛生学部医療工学科 准教授 小久保 謙一先生からは血液浄化技術の基礎を説明いただき、医工学の観点から「KM-CART」の理解を深めます。

医学の『定説』にギモンを抱き続け、臨床現場から生まれたイノベーション
の優れた事例を学ぶ機会として是非ご参加ください。

◆日 程  2018年10月29日(月)13:30~16:40
◆会 場  日本橋ライフサイエンスハブ「COREDO室町3」8階 A会議室
      (東京都中央区日本橋室町1-5-5)


◆主 催  東京都、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所
◆協 力  一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ

■プログラム


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【お問い合わせ先】
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL: 044-819-2033 FAX: 044-819-2097 E-mail: ed@newkast.or.jp

更新日:2018/09/20